ごあいさつ

 この度、令和2年6月7日(日)に長野市の若里市民文化ホールにおきまして、第36回長野県作業療法学術大会を開催いたします。現在、北信地区の会員で準備を進めております。

 今回の学術大会のテーマは、「”自分らしい暮らし”をつくる」とさせていただきました。作業療法を利用するすべての人が、自分らしい暮らしを送れるよう、私たちにできることは何か。どのようにして当事者の暮らしを見つめ、その多様性を形にしていけばいいか。…等の疑問に対し、大会を通して少しでもヒントを見つける機会としていただければ幸いです。

 学術大会のプログラムは、特別講師として株式会社斬新社の久保田好正先生をお招きして、「暮らしをつくる、これからの住環境整備〜退院前の準備・最小限で最大効果の手法・暮らしのリノベーション〜」と題してご講演をお願いしています。久保田先生は、“高齢社会を面白くするデザイン会社”として斬新社で様々な事業を展開されています。作業療法士の視点を生かし、斬新社のお名前の通り、新しいアイデアを次々と形にされています。私も今からご講演を楽しみにしております。

 また、口述演題、ポスター演題にて会員のみなさまからの日頃の貴重な実践を報告いただき、企業の方にも最新の医療・福祉機器の展示をお願いしています。

 大会準備を進める中、北信地区は台風19号による大きな被害を受けました。台風の被害を目の当たりにして、地域の暮らしが崩れていく様をどのように受け止めてよいのか戸惑うばかりでした。私の家と職場は幸いにも無事でしたが、多くの友人知人、同僚が被災し、学校や仕事に行けず、住む家にも戻れずにいました。台風から2か月近く経つ今も、浸水した家屋は、修繕の時期が来るまで被害にあった階を空にして待っているとのことです。

 被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げます。学術大会のころには、少しでも元の暮らしが送れておりますようお祈りいたします。

 

第36回長野県作業療法学術大会 大会長 

栗田病院 中西靖世